〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2-12-12 アーク栄白川パークビル5階
名古屋市営地下鉄・伏見駅5番出口より徒歩6分/栄駅16番出口より徒歩10分)

受付時間

8:30~17:30
定休日:土曜・日曜・祝日

お気軽にお問合せ・ご相談ください

0800-100-6753

施設長が知っておくべき、ハラスメントと職員のメンタルヘルス対策」(21.04.14)

1.介護職場のハラスメントとツーオペ夜勤の危険性

画像はイメージです(写真AC)。

 

私は、介護現場でのワンオペ夜勤(1人夜勤)は危険だと考えてきた。

特に若年の新人にとって、ただでさえ有害な深夜勤務。そして多くは16時間以上の拘束。職員は1人きりなので、厳密な休憩など取れない。

その状態で1人きりで2ユニット20人の命を預かり、様々な出来事に臨機応変に対応するなど、面の皮の厚い私のようなオジサンならいざ知らず、20歳そこそこの若者だとしたら…

不安によるプレッシャーが過大で、メンタル面で非常に危険なのではと考えてきた。

 

しかし…

ツーオペ夜勤(2人夜勤)にも、ワンオペ夜勤にはない、全く別のリスクが内在しているのです。

それはどんなリスクか?

 

パワハラを原因とするメンタル不調のリスクだ。

先輩と2人きりのため他の職員には分からないような形でハラスメントが行われていたら…


 

介護業界ではないが、ハラスメント対策の反面教師となり得る事件があるのでご紹介したい。

 

 
 
 

1.パワハラ⇒メンタル不全の事例

画像はイメージです(写真AC)。

 

----------------------------------------------------------------

暁産業ほか事件(福井地判2014・11・28) 

高卒新人が約半年で自死、パワハラ原因と賠償請求 叱責の域を超えて不法行為

----------------------------------------------------------------

 

【事件のあらまし】

消防設備の保守点検の会社に高卒で入社した新人社員Aは、直属の上司とのペアで作業することが多く、しかも現場作業が主であり、多くは上司と2人きりの作業であった。

上司から叱責を超えた言動を受け続け、入社後わずか約半年で自宅で自死した。

遺族が労災請求と同時に、上司のパワハラが原因として損害賠償を求め上司と会社を相手取り提訴した。

福井地裁は、Aが手帳に記していた上司からの「死んでしまえばいい」などの言動は、叱責を超えて人格を否定し威迫したものであると認めた。記載内容は客観的事実とも符合するとし不法行為であると認定した。

Aは極めて強度の心理的負荷を受け、結果、精神障害を発症したとして、自死との相当因果関係を認め、約7200万円の支払いを命じた。

 

 

2.A氏の手帳に書かれた上司の言動とは… 

画像はイメージです(写真AC)。

 

 

いわゆるパワハラと自殺との因果関係が認められたわけだが、その大きな決め手となったA氏の手帳に書き留められた言葉の数々は、さすがに今の私なら大丈夫だと思うが、もし自分が20代~30代くらいであれば、十分発してしまいそうなセリフなのだ。

おそらく、あなたの施設の職員にも、思い当たる職員が1人や2人はいるのではないだろうか。

ここに書き出してみます。

 

「学ぶ気持ちはあるのか、いつまで新人気分」

「…毎日同じことを言う身にもなれ」

「わがまま」

「待っていた時間が無駄になった」

「聞き間違いが多すぎる」、

「嘘をつくようなやつに点検をまかせられるわけがない」

「点検もしてないのに自分をよく見せようとしている」

「人の話を聞かずに行動、動くのがのろい」

「相手するだけ時間の無駄」

「指示が全く聞けない、そんなことを直さないで信用できるか」

「何で自分が怒られているのかすら分かっていない」

「反省しているふりをしているだけ」

「嘘を平気でつく、そんなやつ会社に要るか」

「嘘をついたのに悪気もない」

「根本的に心を入れ替えれば」

「会社辞めたほうが皆のためになるんじゃないか、辞めてもどうせ再就職はできないだろ、自分を変えるつもりがないのならば家でケーキ作れば、店でも出せば、どうせ働きたくないんだろう」

「いつまでも甘甘、学生気分はさっさと捨てろ」

「死んでしまえばいい」

「辞めればいい」

「今日使った無駄な時間を返してくれ」

 

 

もし、高校を卒業したばかりの18歳の自分が、
就職した会社で上司からこのような叱責を日々受け続けたとしたら…

これは辛い。会社に行きたくなくなるだろう。

特に現代の10代20代の若い職員は、親や教師から怒鳴られたりした経験が少ないため比較的脆い職員が多い。

また、真面目な職員であればあるほど、会社を辞めることもなかなか考えられないだろうから、どんどん病んでいくことが想定される。

教育にあたり十分な配慮が求められます。

 

 

3.介護の職場に置き換えて考えてみる

画像はイメージです。

 

介護の職場に置き換えると、2人きりの夜勤(ツーオペ夜勤)の時だ。

例えば高卒の新人職員が、夜勤時、先輩や上司から同様の言葉や叱責を受け続けたとしたら…。

しかも、上記の事件と違い、業務内容は介護です。仕事も人間が相手だ。さらにストレスの度は強まる可能性も考えられる。

 

あなたの施設でも、十分に職員がメンタル障害を発症する可能性はある。また、もし異常を見逃したり対応をおろそかにして最悪の結果になった場合には、上記事件と同じく労災認定されるばかりか、不法行為責任、使用者責任、安全配慮義務違反が問われ争いとなった結果敗訴となる危険性も十分考えられます。

 

おそらく、上記事件の加害者とされる上司も、ハラスメントのつもりはなかったかもしれません。

「俺だって同じように育てられてきた」

「(部下である)こいつが黙っているからしかたないだろう」

「何度言っても同じミスをするし、反省していない。だから何度も指導している」

そう、考えていた可能性も高い。

そして

 

「まさか自死するなどとは考えてもみなかった」に違いない。

 

しかし、実際に一人の新人の部下の命を奪った形となり、遺族を悲しみのどん底に落とした。自らも一生償いきれない十字架を背負い、会社も同罪である。

 

正に地獄絵図だが、あなたの施設や法人は、本当に本当に大丈夫だと自信を持って言えるだろうか?

 

 

 

4.職員のメンタルヘルス対策を見直してみませんか?
 

画像はイメージです。

 

4月から新人を受入れている施設や法人も多いと思います。

介護業界では、このような悲しい事件が起きないようにしたいと考え、パワハラを始めとするハラスメント対策はもちろん、職員のメンタル対策の見直しをお手伝いしています。

 

貴施設でも、職員のメンタルヘルス対策を再度見直してみませんか?

 

メンタルヘルス対策の無料診断はこちらです。

 

15問のアンケートに答え、FAXで送信して頂くだけです。

当社で診断を行い、その結果を元に後藤が訪問してご説明しています。

どうかお気軽に活用ください。

大変恐縮ですが、愛知県(全域)・岐阜(一部除く)・三重県(一部除く)の介護施設に限らせて頂きます。

 

 

 

メンタル対策の無料診断用紙はこちらへ

5.まとめ

画像はイメージです。

 

・介護施設の夜勤は、職員にとって様々なリスクがあるが、先輩職員や上司からのハラスメント行為が発生しやすい職場環境だと考えられる。

・特に人生経験の少ない若い職員は比較的脆いことが多く、メンタルを病んでしまうことも多い。

・最悪の事態も十分考えられる。

・メンタルヘルス対策の無料診断はこちらから

 

お気軽にお問合せ・ご相談ください
アクア社会保険労務士法人(アクア・ブレイン)

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
0800-100-6753
受付時間
平日8:30~17:30
定休日
土曜・日曜・祝日

特典つきセミナー音源

大好評の「BCP策定事例」をはじめとする特典が満載の「人材確保セミナー音源セット」です。講師はエーデル土山の廣岡施設長。ここでしか手に入りません。

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

0800-100-6753

フォームでのお問合せ・相談予約は24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

新着情報・お知らせ

2020/08/17
ホームページを公開しました