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理念の浸透~介護リーダーがあなたの施設を辞めていく【本当の理由】とは?②(21.01.13)

介護リーダーは、職場の何に不満を抱いているのか?

画像はイメージです。

 
↓前回と同じ文章をあえて掲載します。
 
介護リーダーたちが、職場の何に不満を抱いているのか、あなたは理解していますか?

私は、多くのリーダー格の介護士さんのホンネを聞くことのできる立場にあり、多くの介護リーダーの不満や不安に日々接しています。

その中でも、某ユニットリーダーさん(Tさん/女性介護福祉士)が非常に整理された形でホンネの不満を教えてくれたので、皆さんにもお伝えしようと思います。



Tさんの不満は、施設運営をされている皆さんにとっては耳の痛いことばかりだと思います。
が、このホンネに正面から向き合わない限り、絶対に職場が良くなることはありません。

ただ、下記に書くことは、あくまでTさん(介護リーダー)側の意見のみなのです。
施設側の言い分もあると思いますが、私は施設側の意見をお聞きしたわけではありません。
ですから、Tさんの意見や不満を、そのまま100%鵜呑みにすることはできないかもしれません。


しかし、少なくとも…、

「介護リーダーを務めるような人物は、日頃こんなことを感じながら仕事をしているのか…」

ということを、施設運営者の皆さんにしっかり知って欲しいのです。


そして、Tさんの感じた不満を受け止め、理解し、あなたの施設のリーダー職にはそのように感じさせない組織づくりに注力することが重要です。

それこそが、貴施設・貴法人をより働きやすくかつ定着力・採用力の高い施設に変えるための近道である、と私は考えています。

※ちなみに、Tさんの在籍していた施設は100床のユニット特養です。
 
↑ここまで前回同様
 

前回のおさらい

画像はイメージです。

 
前回のブログでは、
 
介護リーダーが、施設・法人に対して、
 
『ユニットによってケアの仕方がバラバラ。』
『職場で決めたルールが守られていない。』
 
という不満を抱えていることをお伝えしました。
 
 
そして、これは、同僚や部下への不満ではなく、
厳しくチェックをしたり新たなルールを根付かせる努力を怠る「上司や上層部」への不満である、ということも書きました。
 
 
ひどい施設になりますと、主任を中心の会議で決めた新たなルールを、
主任自身が面倒になって勝手に元に戻してしまう施設もあるそうです(実話)。
 
確かに、新しいルールや対応を習慣化するのは莫大なエネルギーが必要です。
業務もギクシャクしますし、面倒なこと極まりない。
 
新たなルールを一定期間実施し、その結果を見てさらに改善するなら良いのですが、
実践の途中でせっかく決めたルールを勝手に元に戻してしまったら、意味がありません。
 
「一体全体、あの会議はなんだったのか?なんのために会議で決めたのか?」
ってなりますよね?
 
このような不満って、介護士さんから結構良く聞かれますし、根強い不満だと思います。
 
----------------------------------------------------------------
 
 
さて、介護リーダーが抱える不満の2つ目はなんでしょうか?
 

 

組織の方向性が、全く伝わってこない」
「理念があいまい」

画像はイメージです。

 
介護リーダーの不満その2は、
 
 
「施設や法人がどこに向かおうとしているのか?」
 
「この施設・法人をどんな風にしていきたいのか?」
 
などが、
 
上層部から全然伝わってこない、
 
というものです。
 
 
つまり、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV・理念)
が、上層部から現場にほとんど伝わってこない、
 
ということなのだろうと思います。
 
 
実はこの不満、
介護士さんの多くはハッキリ言語化できずにモヤモヤし 、
結果的に「上司との人間関係」「同僚との人間関係」の悪化に置き換わってしまったりしているのですが、 
非常に多くの介護リーダーが不満に感じている点だと思います。
 
 
「組織の向かう方向性があいまいでハッキリせず、現場の私たちままで伝わってこない」
ということなのだと思います。
 
 
 
 

スポーツの場合は分かりやすいが…

画像はイメージです。

 
ミッション・ビジョン・バリュー(MVV・理念) の重要性は、今さら私が言うべきことでもありません。
 
が、介護施設においてはどうしてもないがしろにされがちなものでもあります。
 
なぜないがしろにされるのでしょうか?
 
スポーツの世界を見てみると良くわかります。
 
例えば、
 
2019年に大旋風を巻き起こしたラグビー日本代表。
 
彼らの理念は、おそらく聞いたことがあると思いますが、
 
スローガン(キャッチフレーズ)は「ONE TEAM」  
 
チームのミッションは「日本ラグビーの歴史を変える」 
 
目標は「W杯ベスト8」
 
そして達成のための戦略は「JAPAN WAY」
 
目指すべき目標は「W杯ベスト8」と明快ですし、
 
その上位概念のミッション(目的)も「日本ラグビーの歴史を変える」 ですからね。
 
前HC(監督)のエディー・ジョーンズ氏は就任当時に選手たちにこう言ったそうです。
 
「君たち日本代表は、なんのために存在するのか。世界中が、「日本人にはラグビーができない。ラグビーは無理だ。」と思っている。その価値観・観方を変えるために君たちが存在するんだ」。
 
非常に分かりやすく、浸透しやすく一体感を持ちやすいミッションがあったからこその結果であった、とも言えるのではないでしょうか。
 
目的も目標もなく、ただ「メンバーを集めてみました」というチームで、あの世界の強豪に勝てるわけがない。
 
 
俺たちはラグビーの歴史を塗り替えるんだ。
そのために毎日厳しい練習をしている。
W杯でベスト8に残れば、歴史を塗り替えることができる。
俺たちは「ONE TEAM」。
日本独自の戦略「JAPAN WAY」で必ず歴史を変えてやる!
 
部外者の私でも、この文字列を読むだけで体の奥底から力がみなぎってくるのが分かります。
 
 
 
 

介護の場合はどうか?

画像はイメージです。

 
確かにスポーツと介護は違う。
 
スポーツの場合は、勝つという結果が非常に分かりやすいし、チームで戦う、という面でミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の共有もしやすい面は確かにある。
 
しかし、介護の世界であっても、組織の目的、施設の職員として大切にすべきこと、目指すべき状態、判断基準などをわかりやすく、より共有しやすくすることは十分可能だと思っていますし、それを実現できた施設・法人が、やはり圧倒的に人材獲得力を発揮しているはずです。
 
例えば、滋賀県のエーデル土山さんの場合を考えてみます。
 
 
エーデル土山
スローガン:「小さな安心から大きな安心へ」
行動指針:「THE EDEL WAY」
「THE EDEL WAY」:
①全ては「利用者」のために
②職業人として自覚ある行動を
③良いシゴト、楽しく生きいきと
④社会とともに成長を
⑤介護業界を変えていこう
戦略:「職員ファースト」
 
 
エーデル土山の廣岡施設長がホームページで語っていることを引用してみます。
 
 
”エーデルが不可欠な公器として多くのご利用者、ご家族、地域の方々から愛されるよう全力で努力していく所存です。
そして、それを支えるスタッフが気持ち良く働くことができる環境を作っていくことが今の自分にとって一番大きな仕事であると思っています。
この激変する世知辛い世の中で、一つのオアシスのような場所を作ること。その場所が大きく広がっていくよう、日々、一歩ずつ確かに歩んでまいります。”
ーエーデル土山ホームページよりー
 
 
最初の一文は、どの法人もそれほど大差ないと思います。
しかし、その次の文章。
 
「それを支えるスタッフが気持ち良く働くことができる環境を作っていくことが今の自分にとって一番大きな仕事であると思っています。」
 
これを『職員ファースト』と名付け、残業ゼロ、腰痛ゼロ、メンタル不調ゼロの「トリプルゼロ施策」をはじめ様々な角度から施策を打ち、
 
職員が働きやすい職場を作り上げたのです。
 
 
 

ほとんどの介護施設が理念の共有に失敗している。だから、介護業界でMVV浸透に成功したら、圧倒的な障壁になる。

画像はイメージです。

 
安心してください。私の知る限りでは、介護業界では MVV の共有はほとんど実現できていません。
 
エーデル土山さんは数少ない例外です。
 
そのエーデル土山さんも、理念の浸透には10年以上かけてきました。
 
もちろんトップのコミットが大きいのですが、
 
その結果が、今の圧倒的な実績です。
 
エーデルさんの成功の要因は、余裕のある適正な人員配置も含め「働きやすさ」を徹底的に改善させたこと。
それに尽きます。
 
例えば、月何十時間ものサービス残業を放置しておきながら、さらに休日や勤務時間後に理念の研修を行おうとする法人も多いですが、確実に現場の不満は増すばかりで逆効果です。
その点は注意が必要だと思います。
 
 

まとめ

画像はイメージです。

 
1.介護リーダーの多くは、理念があいまいであることに大きな不満を感じている
 
2.介護業界は、理念があいまいなまま運営している施設・法人が多い
 
3.逆に、理念(MVV)を明確にし浸透させることに成功すれば圧倒的な差別化となる。
 
4.もちろん、まずは適正な人員配置をはじめ、働きやすい職場環境を整えることが優先。
現場の負担ばかり増え逆効果になる。
 
 

次回に続きます。
 
 
 

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